ハイブリッド車(HV)のバッテリー寿命と交換

”バッテリーが無くなった!!”・・で、まず思いつくのはスマホですよね。
いつもバッテリー切れを気にしながら、モバイル・バッテリーや充電器を持ち歩いていませんか?

ハイブリッド(HV)や、電気自動車(EV)も、”電池が切れるんじゃないか?”って心配になりますよね。
さらにスマホだったら2年もすれば、いくら充電しても、すぐに電池がなくなってしまうって感じになりますよね。

あれって、自動車にも同じことが起こるのでしょうか?

ハイブリッド・カー(HV)には電池が2つある!!

通常、ハイブリッド・カーには駆動用バッテリー補機バッテリーの2種類の電池が乗っています。

駆動用バッテリーは、その名のとおり、車を動かすためのバッテリーで、エンジンと共に働くモーターに繋がっています。
ハイブリッド・カーが走るためのバッテリーですね。(EVにも使います)

一方 補機バッテリーの方は、カーナビやオーディオ、照明など、車が走るという事以外の電源に使います。

なぜ2種類の電池が必要なのか?

駆動用バッテリーは、その名のとおり”車を動かすための電池”ですから、強力なパワーが必要です。
そのため高電圧バッテリーと呼ばれる特殊な電池で、電圧が高く出力も大きくなっています。

ところが、カーオーディオや照明など、従来からある電気を必要とする設備は、12Vの仕様のままです。
わざわざハイブリッド用のカー用品などは開発されていないわけです。

ハイブリッド用に わざわざ高電圧用のカーナビなんて作らないし、高電圧バッテリーの電圧を12Vまで落とすよりは、もう一つ、専用バッテリーを積んだ方が効率が良いということです。

補機バッテリーは定期交換が必要

バッテリー 古くなるとエンジンがかからなくなる鉛蓄電池。
バッテリーがあがってしまうと、このように
ブースターケーブルを使って、
エンジンをかけます。参考ブースターケーブルの使い方

従来のガソリン車に付いているバッテリーは、12Vの鉛蓄電池といって、低価格ですが定期的な交換が必要です。
ハイブリッド車の補機バッテリーは、この従来からあるバッテリーを流用していますから、これは当然交換が必要です。

 

ハイブリッドでバッテリー上がりの恐怖はない

ガソリン車の場合、バッテリーが上がってしまうと、それは自力ではエンジンがかからないということに直結します。

一度経験すれば判るのですが、”動くと思っていた車が突然動かなくなる”のですから、これはもうパニックです。

「どうやって帰るのか?」「治るのか?」「ここに置いていて大丈夫か?」など、心配事になりますよね。

このような経験があると、バッテリーに依存するハイブリッド車(HV)や電気自動車(EV)に対して、不安になるのは
無理もありません。

しかし、実は、。ハイブリッド車や電気自動車(EV)のバッテリーとガソリン車のバッテリーに根本的な違いがあります

バッテリーを搭載している目的も性能も、また、バッテリーそのものも、従来のガソリン車とは全く違うバッテリーなのです。

”バッテリーが原因で急に車が動かなくなった”・・・なんてことはない。

今のところ、”ハイブリッド車の電池が劣化したので交換”というケースが少ないので、実際、バッテリーの劣化が起こった場合の現象についての紹介も少ないですね。

特に、バッテリーの寿命が来たらどうなるか?

ここが問題です。

まずは、燃費が悪くなる・・・それだけ。

ハイブリッド車は、モーターで加速する時間が長いほど、燃費が良くなります。
逆に言うとエンジンでガソリンを使って加速すると燃費が悪くなるのです。

なので、多くのハイブリッド車は、停車時からスタートするときなど加速する時は、できるだけモーターの力を使いたいわけですが、
バッテリーが劣化すると、これができません。
バッテリーに蓄えている電気が少なくなるので走行を始めてすぐにエンジンがかかるのです。

頻繁にエンジンがかかるようになると、当然ですが、燃費が悪くなります。

多くのハイブリッド車は、電池が劣化すると、インパネに警告のランプが点灯するので、判るようになりますが、
警告が付いたからってすぐに動けなくなるわけでななく、”燃費が悪くなる”だけなんですね。

「多少燃費が悪くても構わない」とばかりに、いつまでも電池が劣化した状態乗っていると、動けなくなる場合もあるかもしれませんが、
多くの場合、従来の鉛蓄電池のように深刻な事態にはなりません。

その点は、安心してハイブリッド車(HV)や電気自動車(EV)に乗ってください。

参考 自動車のバッテリー点検と交換

ハイブリッド車(HV)と電気自動車(EV)のバッテリー

ガソリン車とは使用目的が違う

前述のようにガソリン車のバッテリーは”エンジンをかけるため”に搭載されています。

しかし、ハイブリッド車(HV)と電気自動車(EV)のバッテリーは、モーターで走行するために搭載されています。

したがってハイブリッド車(HV)と電気自動車(EV)のバッテリーは、重要な部品であり、安価な消耗品というわけではありません。
エンジンやモーターと並ぶ自動車本体を構成する重要なパーツです。

したがって、安価な製品を使って、ダメになったら買い換える・・・といった消耗品ではないのです。

HVやEVのバッテリー上がりは、エンジンの故障と同じ意味

前述のようにガソリン車のバッテリーは”エンジンをかけるため”に搭載されています。

しかし、ハイブリッド車(HV)と電気自動車(EV)のバッテリーは、モーターで走行するために搭載されています。
したがってバッテリーは、安価な消耗品ではなく、高性能、長寿命で、しかも安全性の高いバッテリーが採用されています。

ハイブリッド車のバッテリー、主流はニッケル水素電池

現在、ハイブリッド車に搭載されているバッテリーの主流は、ニッケル水素電池です。
カメラやPCの電池として知られていますが、自動車に搭載されているのは、これを大型化して、
さらに高性能化したものです。

従来の充電式電池と言えば、ニカドですが、これは、容量が少ないなどの基本性能も劣りますが、
メモリー現象と言って、電気使い切らずに充電を繰り返すと、徐々に容量が少なくなるという欠点がありました。

ハイブリッド車の場合、走行中は常に充電しているので、これによって「容量が減るのでは?」と
考える人が多いのは、かつて、このニカド電池が主流だった頃の経験のためでしょう。

ニッケル水素は、このようなメモリー現象がなく、常に充電して満タン充電にしておいても、
性能の劣化はありません。

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